生産ライン自動化のメリット03

カワサキロボティクスが選ばれる理由

世界最大のロボット生産国である日本で、いち早く産業用ロボットの生産・販売を手掛けたのが川崎重工です。1969年に発表した国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート2000」以来、川崎重工のロボット技術は日本、そして世界の産業発展に貢献してきました。半世紀以上にわたり積み重ねてきた知見とエンジニアリング力の結晶、それがカワサキロボットなのです。

カワサキロボティクスが選ばれる理由 10

日本で初めて産業用ロボットの国産化を実現した川崎重工。自動車産業の発展と共に生産性と品質の向上に寄与し、以降の日本のロボット産業発展のさきがけとなった。

ロボット技術開発に関する圧倒的なノウハウ

川崎重工は、明治時代の造船から始まり、蒸気機関車、航空機、油圧機器、自動車、モーターサイクル、ガスタービンなど、革新的なものづくりへ積極的に挑んできました。総合重工メーカーとして培ってきた基盤技術、エンジニアリング力、そしてイノベーターとしてのDNAーーカワサキロボットにはそれが凝縮されています。

さらに、グループ全体の“シンクタンク”ともいえる技術開発本部では、AI(人工知能)やIoT/ICTといった最先端技術開発も積極的に進めています。自律型無人潜水機(AUV)やAI搭載資源選別支援システム「K-Repros」など、ロボット開発で生まれたテクノロジーと先端技術を組み合わせた新しいソリューションも続々と誕生。総合エンジニアリングメーカーの技術がロボットを育て、さらにロボットが生んだ技術も新しいものづくりへと繋がっているのです。

川崎重工のエンジニアリング力

川崎重工は広範なものづくりで培ってきた膨大な知見や技術、エンジニアリング力をロボット開発にも活かしている。こうしたロボット開発で生まれた技術もまた、幅広い分野に応用され、新たなソリューションの誕生へと繋がっている。

カワサキロボティクスが選ばれる理由 12

人共存型の協働ロボット「duAro(デュアロ)」を使ったAI搭載資源選別支援システム「K-Repros」。川崎重工が長年携わってきたごみ処理施設の設計・運営の知見、ロボット技術、AI技術を組み合わせた技術シナジーから生まれた製品だ。

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ロボットと潜水船。川崎重工が誇る二大技術を融合して開発したのが、世界初のロボットアームつきAUVが「SPICE」だ。“海底の見張り番”として油田パイプラインの保守・点検作業を担っている。

導入から運用まで、ロボットの一生に寄り添う充実したバックアップ体制

川崎重工はロボットメーカーであると同時にロボットユーザーでもあります。様々なものづくりを行う自社の工場内へカワサキロボットを適用することで、ユーザー視点での使い勝手や改善点を検証することが可能となっています。もうひとつ、川崎重工は社内にシステムインテグレーターとしての機能を有しており、ロボットを単体でなくシステム全体として見る目を持っているのも特徴です。

また、ロボットシステムは「導入したら終わり」ではありません。定期的な保守・点検はもちろん、不具合への対応、改良、オーバーホールなど、長期間安心して使用できるサポートやアフターサービスが重要となります。川崎重工では、システムアップ・メインテナンス・アフターサービスの専門会社として1986年にカワサキロボットサービス株式会社(前・カワサキロボティクス株式会社)を立ち上げました。導入から稼働、整備、更新までを手掛ける専門家集団がカワサキロボットの一生に寄り添い、安定した運用をサポートしています。

ユーザーの「ダウンタイムゼロ」「ライフサイクルコスト低減」を目指し、一歩進んだ先進的メインテナンスサービスの運用もスタートしました。ロボットの常時監視と遠隔監視により故障を予知するソフトウェア「TREND Manager」や、ユーザーとサービスセンターがweb上で情報共有できる「K-CONNECT」などを通して、ロボットシステムの健全な稼働をサポートしています。

カワサキロボットサービスでは、導入したロボット設備を安心して使い続けることができるよう、リモート監視・操作を採り入れた故障予知、保全管理情報のweb共有システムなど、万全のアフターフォロー体制を整えている。

川崎重工では、ロボットの教示時間短縮、干渉チェック、レイアウト検証などに活用するシミュレーションソフトウェアとして、「K-ROSET」「KCONG」という2つのツールも提供している。

国内最大級のロボットショールームを設置

ロボット導入を検討しているお客様や、新たな自動化ソリューションを探しているユーザーの皆様に向けて、川崎重工は西神戸工場内に「国内最大級のロボットショールーム」を用意しています。垂直多関節ロボットやパラレルリンクロボット、クリーンロボットはもちろん、duAro(デュアロ)やSuccessor(サクセサー)といった最新のカワサキロボットやシステムが広大なスペースにずらりと勢揃い。溶接、塗装、仕分け、搬送、パレタイズなど、シチュエーション別にロボットの現場での活用シーンを忠実に再現しています。

川崎重工は産業用ロボットのパイオニアとして、幅広いラインナップの産業用ロボットやロボットシミュレータ、高性能コントローラ、協働ロボットなどの開発・製造、さらに導入のサポートからアフターケアに至るまで、「人とロボットの未来社会」に向けて様々なソリューションを提案して参ります。

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川崎重工・西神戸工場内にあるロボットショールーム。「ロボットはどんなことが出来るのか」という具体的なイメージを醸成できるよう、実際の“働く現場”を忠実に再現している。

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