組立

組立ロボットは、製造現場で部品や製品の組立工程を自動化するためのロボットです。近年は自動化技術が進み、人の手でしか対応できなかった複雑な組立作業もロボットが担えるようになっています。

近年では自動車、電子機器、消費財など幅広い業界で導入が進んでおり、24時間の安定稼働や、高精度な作業による品質向上・不良削減に貢献しています。

組立工程には以下のような作業が含まれます。

挿入:プラグやピンを穴や金具に正確に差し込む
接合:複数の部品を組み合わせて固定する
締結:ネジやボルトで部品をしっかり固定する

これらの作業では、部品の形状・サイズ・素材が多岐にわたるため、高精度で安定した作業品質が求められます。しかし、人が同じ精度で作業を続けるには限界があり、熟練作業者の確保や労働力不足は年々深刻化しています。


ロボットは適切な機器(2D/3Dビジョンや力覚センサ)と連携することで、部品の認識から繊細な力加減の調整まで対応でき、組立工程の自動化を強力に支えることが可能です。

川崎重工は、ばら積みピッキング、挿入、接合、締結といった多様な組立工程に対応する技術を50年以上かけて磨き上げてきたロボットメーカーです。オープンアーキテクチャのソフトウェアにより、特定の技術に縛られず、必要に応じて最適なマシンビジョンやエンドエフェクターを自由に選択することが可能です。

高精度と高安定性

川崎重工のロボットは高い位置決め精度と安定した繰返し性能を持ち、精密な組立でも品質を安定維持します。長年の技術蓄積により不良削減と高品質生産に貢献します。

マシンビジョンの柔軟対応

2D/3Dビジョンに柔軟に対応し、部品位置や欠品・破損を自動認識。工程に最適な機器を選択でき、多品種やばらつきのある部品にも高精度で対応します。

力覚センサとの連携

力覚センサにより力加減を最適化し、繊細な挿入や組付けを安定実行。部品ばらつきにも追従し、破損防止・成功率向上を実現。熟練作業者の感覚を再現します。

複数ロボットの同期動作

複数ロボットを高精度に同期させ、大型部品や複雑工程でも効率的に協調作業。干渉を避けつつ滑らかに連動し、サイクル短縮と安全な自動化を実現します。

川崎重工のソフトウェアは、初心者でも扱いやすく、上級者なら高度なカスタマイズまで可能な柔軟性を備えています。複数のプログラミング言語に対応しており、用途やスキルに合わせて最適な開発スタイルを選べます。基本操作からAIの統合、外部システム連携まで段階的に拡張できるため、導入後の運用や追加開発もスムーズです。
さらに、オープンアーキテクチャを採用しているため、マシンビジョンやエンドエフェクタを自由に選択し、最適な組立システムを構築可能です。特定メーカーに縛られず、自社仕様に合わせて自由に構成できる点は、多品種・変種変量生産が求められる現場に大きなメリットをもたらします。

  • 複数のプログラミング言語に対応し、スキルレベルに関わらず操作が可能
  • 基本的な操作から、AI統合まで拡張が容易
  • オンラインリソースやツールの提供により、スムーズな開発が可能


さらに、ソフトウェアや製品マニュアル、トレーニングが充実しており、初めてのお客様でも安心して導入いただけます。

導入事例、株式会社田中鉄工所

株式会社田中鉄工所の精密部品を扱う現場でヒューマンエラーを防ぐ

導入事例:フジセン技工株式会社

フジセン技工株式会社のネジ締め工程の自動化

3Dビジョンを活用した航空部品の自動組立

川崎重工は単なるハードウェアの提供に留まりません。

  • 高い生産性を誇るロボット
  • オープンなアーキテクチャで柔軟なカスタマイズ
  • 技術に縛られない設計思想

単なる保守ではなく、ロボットの一生「導入 → 稼働 → 整備 → 更新」までをフルカバーする総合サポート体制を整えています。
さらに、全国サービス拠点・24時間ヘルプデスクなど、「いつでも頼れる体制」が整っており、導入後も安心して運用し続けられます。

組立ロボットを選定する際のポイントは何ですか?

選定時に重要なポイントは以下の通りです。

  • 必要な可搬重量
  • リーチ(到達範囲)
  • 動作速度
  • 精度と再現性
  • マシンビジョンとの接続のしやすさ
  • 複雑な組立作業に対応できるエンドエフェクターの選択
ロボット組立システムの導入により実現できることは何ですか?

ロボット組立システムの導入により以下のようなことが実現できます:

  • 生産性の向上
  • 安定した品質の確保
  • ヒューマンエラーの低減
  • 危険な作業における安全性の向上
  • 24時間365日稼働可能
ロボット組立の代表的なアプリケーションにはどのようなものがありますか?

代表的なアプリケーションは以下の通りです:

  • 電子部品の組み立て
  • 自動車部品の組み立て
  • 機器製品の組み立て
  • 医療機器の組み立て
ロボット組立の導入に伴う課題は何ですか?

ロボット導入の課題としては、以下の点が挙げられます:

  • 部品の形状やサイズ、表面特性の多様性への対応
  • 高精度かつ安定した動作が求められる
  • 既存の生産ラインとの統合の難しさ
  • プログラミングの複雑さ
  • 現在の労働力のスキルアップに必要なリソースの確保
ロボットのエンドエフェクターは組立においてどのような役割を果たしますか?

エンドエフェクターはロボットの「手」に相当し、様々な作業を行います。

  • 複雑な部品のハンドリングには複数フィンガー付きのグリッパー
  • デリケートな素材や滑りやすい表面にはバキュームカップ
  • 金属部品の取り扱いにはマグネットグリッパー
  • 特定の組立工程にはドライバー接着剤ディスペンサー

エンドエフェクターの設計により、精密な位置決めや力のコントロールが可能となり、正確な組立作業が実現します。

ロボット組立セルを設計する際に考慮すべき点は何ですか?

設計時の主な考慮事項は以下の通りです:

  • 作業セルのレイアウト
  • 部品供給の仕組み
  • 部品認識用のビジョンシステム
  • 安全機能の確保
  • 適切な照明の設置
ロボット組立にビジョンシステムはどのように使用できますか?

ビジョンシステムを使うことで、ロボットは部品の識別、正確な位置決め、検査が可能になります。これにより、組立工程の精度が向上し、品質の安定化が実現します。