物流分野向けデパレタイズソリューションを新発売

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 川崎重工は、物流拠点や工場内において、人に代わりパレットからの荷降ろしを自動化するデパレタイズソリューションの販売を開始します。

 物流分野では、少子高齢化や生産年齢人口の減少に伴い、労働力不足やコストの上昇などが課題となる一方で、Eコマース市場の拡大に伴う流通物量の増加に対応するために、特にパレットからの荷降ろし作業(デパレタイズ)の省人化ニーズが高まっています。

 本製品は、当社の独自技術である3次元AIビジョンシステムでケースを認識することにより、事前の品種・積み付けパターン登録が一切不要(マスターレス)で、単載・混載を問わずケースの荷降ろしを行います。また、形状が特殊なケースが流通しても、追加学習し認識が可能です。さらに、置き位置を登録するだけでロボットが自動的に動作できるため、システムアップ期間の短縮に貢献いたします。本製品によるパレット上からの荷降ろし処理能力は、標準システムで1時間に650個以上です。リモートサポート・保守を可能とする機器とアプリケーションも標準品として付属しています。

 本製品の市場投入にあたり、以下9社のロボットシステムインテグレータ(以下、SIer)に協業いただき、エンドユーザー向けに周辺機器を含めたシステムアップを実施いたします。

協業SIer(五十音順)
永光産業株式会社、有限会社エイブル精機、株式会社FAプロダクツ、株式会社カネショー、
三機工業株式会社、株式会社シンテック、智頭電機株式会社、ポッカマシン株式会社、
菱和電機株式会社

 物流分野向けのラインアップに本デパレタイズソリューションを加えることにより、物流分野における自動化に大きく寄与することが期待されます。当社は、カワサキロボットを活用したソリューションを引き続き提供していくことで作業の効率化を促進し、労働力不足やコスト上昇といった物流分野の課題の解決に貢献していきます。

■標準システム概要

※リモートサポート・保守を可能とする機器とアプリケーションを含む。
※排出コンベアは含まない。


■標準システム対応条件

パレットサイズ1,100mm×1,100mm×150mm
積み上げ高さ1,600mm以下
対応ケース寸法最大:600mm (L) x 500mm (W) x 400mm (H) 最小:200mm (L) x 150mm (W) x 100mm (H)