教育用ロボット「astorino」日本市場向け販売開始に向けた署名式を開催

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川崎重工ロボットディビジョンとポーランド企業のASTOR(アストー)は、ASTORと川崎重工の欧州連結子会社であるKawasaki Robotics GmbH(以下、KRG)が協力し欧州で販売している教育用ロボットastorino(アストリーノ)について、日本での販売に向け協力して検討することに合意しました。本日、大阪市内で開催された「ポーランド・日本投資フォーラム」(主催:ポーランド投資・貿易庁)にて署名式が行われました。

ASTORとKRGは欧州において長年に渡り安定したパートナーシップを築いてきました。教育用ロボットastorinoは、欧州で既に販売しており、高い機能と使い勝手の良さから大学等の教育機関から高い評価を受けています。今回、これまでのパートナーシップを礎に、日本市場でも教育用ロボットastorinoの販売を検討することとなりました。

近年、ロボット化のニーズが高まる一方で、操作人材の不足が課題となる中、ポーランドはロボット教育の先進国として注目されており、教育用ロボットastorinoは次世代エンジニア育成の一助となることが期待されています。

ASTOR(アストー)について

1987年設立、ポーランド発の産業向けの先進技術を提供する企業。自動化・ロボット化・産業IT・イントラロジスティクスの4分野で事業を展開。ポーランド国内7都市(クラクフ、カトヴィツェ、ヴロツワフ、ポズナン、シュチェチン、グダンスク、ワルシャワ)に拠点を有しています。

教育用ロボットastorino(アストリーノ)について

6軸教育用ロボット。TÜV安全認証取得済み。学校や大学での教育用途向けに、高価な機器を壊す心配なく、学生が自由に実験・失敗から学べることを目指し設計されています。
高精度な位置制御を実現するステッピングモーター制御技術を採用。特殊カーボンファイバーを用いた3Dプリント技術を活用しており、部品が破損した場合はSTLファイルを使ってユーザー自身で交換部品を印刷可能。また、カワサキロボットと同じAS言語でプログラムできるため、学生は実践的なスキルを身につけ、即戦力として活躍できます。

ASTOR Kawasaki photo