ロボットディビジョンでは、ロボット事業のパーパス(存在意義)を掲げています。ロボットディビジョンのパーパス、大切な価値観、行動規範をご紹介します。
Purpose ー 存在意義
ロボットと生きる
喜び豊かな未来をささえる
ロボットと生きる。これが私たちの世界観。
喜び豊かな未来をささえる。これが私たちの想い。
私たちは、産業用ロボットのパイオニアとして確かな技術を1968年以来培ってきました。その技術力を活かし、産業分野はもちろんのこと、社会や生活のあらゆる場面にも貢献するソーシャルロボットへと領域を広げていきます。この世界に生きる一人ひとりが情熱ややりがい、ワクワク感を持ち、自分らしく笑顔あふれる、より豊かな人生を歩む理想的な世界の実現を目指します。
私たちは総合ロボットメーカーとして、社会のあらゆる領域で変革と安全安心を提供し、幸せや喜びの土壌をつくることで、社会を支え続けていきます。
“そのわざを通じて国家社会に奉仕する”
私たちは、創業以来、常に社会が直面する課題に対して、製品に最先端の技術を載せることで解決してきました。 私たちの提供する製品やサービスは、時代によって移り変わります。しかし、最先端の技術によって社会貢献していくという誇りと信念は創業時から貫き通してきました。 今まさに、これまで事業を行ってきた産業分野に加えて、医療や社会基盤といった社会分野に事業領域を拡大し、私たちの技術を応用しつつあります。ロボット事業は、今後もあらゆる社会課題に挑戦し続けます。私たちは、人と地球にやさしいロボットと協存※する社会の輪を広げることで、持続可能で豊かな生活の実現に貢献し続けていくことと決意しました。 最先端の技術を磨き上げ、それらを様々な分野へ事業展開していく、私たちの挑戦は続きます。
※ ロボットと人やモノが互いに離れていても、協力し、寄り添い合って存在していること。各々が同じ空間内にいる意味の「共存」とは異なる。例えば、各々が物理的に離れた複数の作業空間に分かれていても、リモート技術を介して行われる協働作業は「協存」の一つの形態である。
Important Value ー 大切な価値観
自分たちの力を信じ
新たな価値で社会に貢献する
■情熱・ワクワク
一人ひとりが情熱をもち、ワクワクしながら、立ちはだかる困難なことにも挑戦し、活動の場を広げる。
■価値の創出
事業の種を日常の中から発見し、お客様だけでなく、人・組織・社会に行動変容が起こる価値を創り出す。
■人中心
一人ひとりの心の豊かさを第一に考えた、ロボットと協存する社会を実現する。
■提案力
広く社会を見渡すことのできる豊富な技術力や経験値を礎に、誰もが驚く一歩先を見越した提案力を発揮する。
私たちは、培ってきたロボティクスに関する技術力や提案力で、産業領域をリードしてきました。その根本には、“OneTeam”の精神があります。一人ひとりが当事者意識を持って社会課題解決に挑戦することで得られる自信や達成感を、個を超えた組織の連帯へと昇華し、個人では成しえない大きな原動力に変えます。複雑で多様に絡み合う社会は、今後も、予測しえない様々な課題に直面することでしょう。そのような時代に向けて、私たちは、パートナーと手を取り合い、新たな価値を共創します。この考えのもと、私たちは関わるすべての人々に安心を提供し、信頼関係を育み続けます。
Conduct ー 行動規範
■当事者意識を高め合う
自分たちの可能性を信じ、率先して行動する。
絶えず知識・技術を獲得し、常に他者にも伝え巻き込んでいく。
失敗を恐れず声をあげることで、変化をおこす。
■違いや良さを認め合う
自分を知る。そして、自分以外へも関心を持ち、仲間を尊重する。
一つのチームとして、心理的安全性を確保し、協力し合うことで、相互理解を深める。
社会課題を解決する組織として、活力をもって意見を交わし合う。
■共創を提案する
社会課題の解決に向け、思いを共にする社内外のパートナーを増やしていく。
互いの強みを生かしながら、新たな価値を創り出す。
時にはリスクをとる勇気をもち、互いに手を取り合うことで困難な課題も乗り越えていく。
■新たな気づきを場に提供する
お客様の要望とその背景に思いを寄せることで真因を見極め、真に必要な提案をする。
一歩、お客様の期待を超え先回りする、提案力を発揮する。
技術力と創造性をもって、情熱高く、ワクワクする提案を繰り出し続ける。
私たちが実現したい2つの領域
■産業用ロボット
国産初の産業用ロボット「川崎ユニメート」は自動車の溶接工程に投入され、「3K(きつい、汚い、危険)」労働を改善し、さらに新たなロボットが塗装工程にも投入されていきました。その後、多関節ロボットの開発や、油圧駆動から電動駆動への転換により、高速化・高精度化を実現し、自動車大量生産に大きく寄与してきました。
さらに私たちは、ロボットをこれまで使用したことのないお客様にソリューションを提供してきました。その中でも、半導体分野においては、製造装置向けにロボットを適用することで、半導体を大量・高速に生産できるという信念を持って開発・製品化しました。そして、お客様の要望に対してスピーディーかつ丁寧に応え続けた結果、現在では半導体向けロボットで世界シェアNo.1のロボットメーカーとなりました。
その他の産業分野においても、協働ロボット、安全安心なリモート社会を支える遠隔操作技術、熟練者の技能伝承、労働需要の高まりが見られる物流分野への積極参入など、あらゆる社会課題の解決に取り組み続けています。
■ソーシャルロボット
これまで産業用ロボット領域で培ってきたロボット技術を活用して、幅広い社会課題の解決に取り組みます。ヘルスケア分野で医療従事者や患者の負担を軽減するhinotori™サージカルロボットシステム、生活の様々な課題や労働力不足を解決するサービスロボットプラットフォームNyokkey、そして新たな分野に向けたロボットシステムの開発をこれからも推進していきます。
■hinotori™サージカルロボットシステム
国産初の手術支援ロボットシステム。身体への負担を低減する一方で、高度な技術を要する腹腔鏡下手術を支援。通信技術を組み合わせた遠隔手術にも取り組んでいます。川崎重工とシスメックスが共同出資するメディカロイドが製造・販売、川崎重工が開発と生産を担っています。
■サービスロボットプラットフォームNyokkey
2本の腕で作業・移動し、人と一緒に働く。飲食店での配膳・下げ膳などのフロア業務、清掃や警備などのビル管理業務、見守りなどの介護サポート業務など、様々なシーンへの適用を通じ、人手不足の解決を目指しています。
私たちは、強い意志を持って仲間の輪を広げ、パーパスの実現に向けて共に力を合わせ進んでいきます。
私たちは覚悟しています。
これまで、幾多の困難があったのと同じように、これからの道も決して平坦ではないということを。
より良く生きられる世界の実現に向けて、一つひとつの場を、一人ひとりの人生を、
創造性にあふれる豊かで充実した情景で満たしていく。
そんな未来を作り出していく。
これまでも、これからも、自分たちの持つ可能性を信じ前向きな力で、
ロボティクスと、そして仲間と共に挑み、歩み続け、そして生きていく。
人々が今よりもっとより良く生きられるような社会になるその日まで。
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