自動車

自動車生産で使われるロボットは、時代とともに進化して今では生産プロセスにおいて必要不可欠な存在になっております。

カワサキロボットは、プレス工程、車体組立工程、塗装工程など、自動車生産における多くの工程で使用されており、今後は組立工程などにおける人との協調・共存作業への活用も見込まれます。

適用用途

「組立」は複数の部品を組み立ててコンポーネントや製品を作る作業で、機械産業や電子・電気産業をはじめ、あらゆる製造業の工程で行われている作業です。
小型精密部品や大型重量部品の組立など、様々な作業があります。

「ハンドリング」は材料、部品、製品などをある場所から別の場所に移動させる作業で、製造業に限らずほとんどすべての産業で使われている作業です。
小物部品の高速搬送や、人では持てない重量物ハンドリングなど、多くの分野で産業用ロボットが最も多く使われている作業です。

「塗装」は製品表面に塗料を塗布して塗膜を形成させて仕上げる作業です。
塗料材料はほとんどの場合、揮発性が高いため防爆型のロボットや塗装機器が使われます。

「シーリング」はシーリング材や接着剤などを塗布して、材料間の気密性を高めたり、隙間を埋める作業です。
乗用車や家電製品など多くの製品ででシーリングは行われています。

「研磨・バリ取り」は、鋳物製品や鍛造製品の表面や溶接後の表面の出っ張り（バリ）を除去する作業です。
グラインダーなどでバリを削り取る３Kの代表的な作業ですので、ロボットが活躍する適用です。

「アーク溶接」はアーク放電を利用した、金属材料を接合する溶接方法で、機械・金属産業、自動車産業で多く行われている作業です。ロボットとアーク溶接機を使って材料を溶融しつつ接合します。

「スポット溶接」とは２枚の母材を電極棒で電流を流し、その抵抗熱で母材を溶解して溶接する作業で、電気抵抗溶接とも呼ばれます。自動車車体の鋼鈑の溶接には非常に多くのスポット溶接が使用されるため、自動車産業では大量のロボットが使用されます。